新型コロナウイルス抗体検査開始のお知らせ


PCR検査は新型コロナウィルスの遺伝子を検出し、現在感染しているかどうかを調べる検査法です。抗体検査は新型コロナウイルスに感染していたかどうかを調べる検査法になります。

抗体検査で陽性となり、「これまでに新型コロナウイルスに感染したことがある」と分かっても、それがどの程度感染に対し防御的な意義があるのか現時点ではわかっていません。抗体が陽性ですと「今後感染を起こさないだろう、軽くすむであろう」という期待はできますが確証はありません。

■対象となる方
・上記内容をご理解いただき、同意書をいただいた方
・小学生以上の方(未成年者の場合は保護者の同意が必要です)
※下記の項目に当てはまる症状が2週間以内にあった方は検査対象外となります。
・37.5℃以上の発熱。
・息苦しさ、強いだるさなどの症状のいずれかがあった。
・比較的軽い風邪症状が続く。

■抗体検査はこんな方に向いています
・これまで特に自覚症状がなく、ずっと健康ではあったものの、過去に新型コロナウイルス感染症にかかっていたか心配な方
・少し前に風邪の症状があり健康状態には戻ったものの、それが新型コロナウイルス感染症だったか心配な方
・出勤するまたは登校するのに際し、自らが免疫を持っている状態か予め確認しておきたい方
 など

■検査費用
8,000円(税込)

■検査方法
イムノクロマト法 IgM抗体とIgG抗体を同時に調べます。
塩野義製薬株式会社販売
指先か耳たぶに針を刺し、少量の血液を採取します。
判定時間: 10分

■予約など
試薬を冷所から15分室温にする必要があります。検査キットの在庫がなくなっている場合もありますので、電話で時間を予約していただくとスムーズです
診療終了時間の40~50分前までには来院してください。
やむを得ずキャンセルされる場合は必ず電話にて前日までにご連絡ください。無断キャンセルの場合、同じ方からの申し込みは以後受け付けません。

■その他
・検査結果により診察が必要な場合がございますので、保険証は必ずお持ちください。
・この結果のみでPCR検査をご案内することは行っていません。

■補足
感染症では主に、その病原体に対するIgG、IgMを調べます。風疹を例にすると、感染後1週間くらいでIgM、もう少し遅れてIgGが出現し、その後長期間持続します。風疹抗体は感染防御抗体なので、抗体が陽性で、十分な量があれば免疫ができているため感染するリスクは減少します。

新型コロナウイルス研究の歴史は浅く、風疹等のウイルス感染症と同様の免疫応答が見られるか詳細はまだ不明ですが、感染からの日数とウイルス及び抗体の陽性率の推移まとめた報告(下記のグラフ)があります(Nandini Sethuraman ら、JAMA.2020.8259, 忽那賢志訳https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200509-00177709/)。

 

他の論文では、IgM抗体が陽性化したのは、症状発現から平均12.5日(最短7日、中央値12日)で、IgG抗体が陽性化したのは、症状発現から平均11.6日(最短7日、中央値12日)でした。http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200428.pdf

 


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