アレルギー検査

血液検査

アレルギーのうち代表的なものがIgEというタンパク質を介したアレルギーです。
血液検査では、このIgEの量を調べることでアレルギーの有無や程度をみます。
IgEは個々のアレルゲンに対して存在します。例えばスギに対するIgEやダニに対するIgEを調べてそれらが高ければスギ、ダニに対してアレルギーがあるということになります。

当院で調べることができる鼻炎に対するアレルゲン
季節性の植物 スギ、ヒノキ、ハンノキ、カモガヤ、ヨモギ など
通年性 ハウスダスト、ダニ、ブタクサ、ネコ、イヌ、カンジタ など


イムノキャップラピッドという注射器を使わない指先からの採血により、
20分で8項目の結果がわかるアレルギー検査も導入しております。
8項目:スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、ダニ、シラカンバ、イヌ、ネコ

詳しくは 20分で結果がわかるアレルギー検査をご覧ください。


鼻汁検査(鼻汁好酸球)

 吸引した鼻水から、アレルギーのあり、なしがわかります。
 好酸球は本来、寄生虫による感染症で活躍する白血球ですが、肥満細胞や好塩基球のヒスタミン遊離を抑制する作用をもち、アレルギー疾患で血中に増加することが知られています。
 アレルギー性鼻炎では、血中よりむしろ鼻粘膜での増多が著明です。また、細菌やウイルス感染では鼻汁中に増加することは稀で、主に好中球が増加します。
 本検査は、顕微鏡を用いて鼻汁中の好酸球の出現の有無や程度をみます。全視野で1個でもあれば陽性、割合によって(1+)~(3+)で表します。
 アレルギーの約90%は陽性となります。逆に、非アレルギーでの陽性は1~2%と少ないことから、アレルギー性か否かの良いパラメーターとして検査されています。