低被爆CT(コンビームCT)


平成28年7月、耳鼻科用CT(コーンビームCT)を導入しました。
これまでは病院に紹介して撮ってもらっていたCTが当院で出来るようになり、耳や鼻などの精密な情報が短時間で分かるようになりました。

コーンビームCT(CBCT)は,通常のヘリカルCTと比べて被曝量を極端に少なくできるという特徴があります.耳鼻科用と撮れる場所が限定されること、軟部組織(甲状腺のような柔らかい組織)の描出は従来のヘリカルCTに劣るという難点がありますが、鼻副鼻腔、中・内耳のような骨に囲まれた部位は解像度の高い画像が得られます。

当院のCTの被爆量は、0.04~0.09mSv(ミリシーベルト)です。耳を精密に取るために両側別に撮影した場合は、その2倍となります。
頭部を撮影する通常のヘリカルCTの被ばく線量は1.8~3mSvですので、30分の1程の被爆量です。
また、頭部正面の単純レントゲン1枚で0.12mSvです。通常鼻の単純レントゲンでは3方向から3枚撮りますので0.36mSvとなります。コーンビームCTで鼻を検査した方が単純レントゲンの1/3以下の被爆量ですみます。

ご負担額は、三割負担の保険で3,390円となります。






 低被爆CT(コンビームCT)

その他の設備


炭酸ガスレーザー
レザック25 (レザック) 
アレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎などの鼻詰まりなどを解消するものです。
簡易アプノモニター (福田電子工業) 2台
睡眠時無呼吸症候群の検査です。ご自宅で検査が出来ます。
極細内視鏡
(ペンタックス)
赤ちゃんのお鼻、のども検査できます。
異物鉗子付き内視鏡
(ペンタックス)
喉頭(通常は鏡で見なければ見えないところ)の異物(魚の骨)などが取れます。
耳内視鏡(町田製作所) 耳の中の写真が撮れます。
耳鼻咽喉科用マイクロ (第一医科) 耳鼻科の顕微鏡です。
リオン
 オージオグラム×2
(語音聴力検査も可能で す) 、ティンパノグラム×2、
DPOAE
語音聴力検査とは、音が聞こえるかではなく、言葉が理解できるかという検査です。
DPOAEは小さい子供さんの聴覚のスクリーニングが可能です。
イオントフォレーゼ
(第一医科)
耳の麻酔です。
バイポーラ―:アルサトーム(高研) 
鼻出血を止める機械です。薬品やレーザーによる処置よりも効果は抜群です。ただし若干の痛みが生じる可能性があります。
アイチケット: 順番取りシステム (アイチケット) ご自宅などで待ち時間を有効にご活用できるためのシステムです。
電子カルテ (ドクターソフト:油井コンサルティング) 紙カルテから脱却しました。
画像ファイリングシステム (RS_BASE) 患者さんの画像を時系列で保存できます。すべてのドクターで情報を共有できます。
   
各種手術器具 鼓膜チューブ挿入術、鼻茸摘出術、レーザーによる鼾の手術などに対応できます。




 

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